昨夜のオリックス・バファローズの田口壮二軍監督をお迎えしての食事会。プライベートな会ですが記事okとのことなので備忘録的に残しておく事にしました。
田口壮 オリックス・バファローズ二軍監督
司会進行は元関西テレビ局アナで現在はフリーアナウンサーの梅田さん。田口さんとは長いおつきあいで気心が知れた間柄ということもあり、おなじみの軽妙なトークでスタート。
少しおさらい。
田口さんは、兵庫県立西宮北高校、関西学院大学を経て、’91年にドラフト1位指名でオリックス・ブルーウェーブに入団。同期のイチロー選手らとともに’95年・’96年のリーグ制覇の後、’02年にメジャーリーグへ転向、’09年まで活躍し、ワールドチャンピオンに2度輝く。なかでもセントルイス・カージナルス在籍の’06年には、ワールドチャンピオンが決定した瞬間にフィールドにいた日本人初の選手となる。’10年にオリックス・バファローズに復帰、’12年引退、解説などの仕事を経て、’15年にオリックス・バファローズ二軍監督就任。
田口さんのお話しの中から少しだけ
ー 日本で活躍するスター選手が大勢メジャー挑戦しているが、メジャーでも活躍するのは一部の選手にとどまる理由は?
「日本の野球とメジャーリーグの野球は違う。日本で活躍しても、メジャーの野球にあわせて変わって行かなければメジャーでの活躍は難しい。助っ人選手として来日するメジャーリーガーも同じ。そのため来日1年目からすぐに活躍するのはとても難しい。」
「内野手で言えば二遊間の守備。身体の正面で捕球しようとして内野安打にする日本とバックハンドで捕りに行ってアウトにするプレースタイルの差。メジャーに挑戦する選手は、プレースタイルや考え方を変えていかないとうまくいかないけれど、なかなか変えることができないでいる。」
ー 将来の一軍監督就任を見据えているのか?
「福良監督のもとだから二軍監督就任要請を引き受けた。福良監督でなければやっていない。福良監督に優勝してもらうことだけを考えてやっている。」
ー 今年のオリックス・バファローズは優勝できるか?
「チームの雰囲気はどんどん良くなっている。’95年に優勝した当時のメンバーも首脳陣に複数在籍するなど、これから間違いなく強くなる環境が整っている。」
「若手の選手について言えば、特定の選手ではなく全員の活躍に注目していてほしい。」
「優勝する。もしも優勝できなければ(この会場にいるファンの)みんなと一緒に反省文を書く。」
信汗不乱
会場のお店の壁に書いていただいた言葉は…
「信汗不乱」
「以前キャンプ地だった宮古島の球場に仰木元監督が残してきた言葉。仰木さんを宮古島に残してきてしまったような気がするけれど、この言葉だけは持ってきて継いでいます。」
梅田さんとの掛け合いで進行したこともあり、フランクにいろんな話題をどんどんお話ししていただきました。テレビやラジオで見たり聞いたりしたことのあるお話しも、田口さんから直接にお話ししていただくと、伝わり方がとても深いです。
最後に
田口さんのお話しの中でも特に印象に残った言葉。
「もっと野球がうまくなりたい」
「だって監督が野球うまくなければ選手を育てられないでしょ!」
田口さんがオリックス・バファローズの二軍監督に就任して一年。きっとこのチームはこれからどんどん強くなる。気がついたら優勝しているかもしれない。そんな期待が大きく膨らんだ言葉です。
二時間弱のあいだ、会場全体でも個別でも延々とお話しをし続けていただきました。最後には即席のサイン会&撮影会も。
田口さん、ありがとうございました。
オリックス・バファローズの躍進を楽しみにしています。
会場のお店はこちら
マスターがオリックス・バファローズのファンで、オリックス・バファローズのファンが集うお店。イベントも開催されていますので、ファンなら要チェックです。
田口壮さんの著書
![]() |
脇役力<ワキヂカラ> (PHP新書)
田口 壮 PHP研究所 2010-04-16
|
![]() |
タグバナ。
田口 壮 世界文化社 2007-05-11
|
Posted from SLPRO X for iPhone.