平成28年4月29日、京都鉄道博物館がいよいよオープンします。昨年8月に営業を一旦終了した梅小路機関車館を取り込む形で、梅小路公園(京都市下京区)の東側一帯約30,000㎡の敷地面積を誇る巨大な施設の誕生です。国内の鉄道博物館としては最大級の規模。延べ床面積およそ20,000㎡の本館施設もあり、埼玉県の鉄道博物館に次ぐ規模の鉄道博物館です。
梅小路公園には4年前にオープンして人気を博している京都水族館もあり、街中の大型レジャー施設の相次ぐオープンに注目が集まっています。
京都駅から西へ直線距離でおよそ1kmあまりの梅小路公園ですが、市街地のど真ん中に位置するかわりに駐車場施設は貧弱と言わざるをえません。JR嵯峨野線の京都駅と丹波口駅の間に新駅を設置することは決まっていますが、それは3年後の平成31年春のこと。
当分の間のアクセスは、京都駅から徒歩または路線バスの利用が中心となりそうです。京都水族館のオープン以降、京都駅と梅小路公園の路線バスでのアクセスは飛躍的に改善されましたが、今春の京都鉄道博物館オープンもあり、京都市交通局が市バスのダイヤ改正を発表するなど、ますます利便性の向上が期待できそうです。
京都駅前バスターミナル
京都鉄道博物館と京都水族館に行くバスは、京都駅北側の烏丸口バスターミナルから出発します。バス乗り場は、B3、C2の2カ所です。
京都の路線バスは、乗車はバス後方の乗り口から、降車はバス前方の降り口からです。
京都水族館へ行く場合、どちらののりばからどのバスに乗ってもよく、降りるバス停は「七条大宮京都水族館前」、料金は230円(大人)です。急行にのっても料金は同じです。
京都鉄道博物館へ行く場合も、どちらののりばからどのバスに乗ってもよいのですが、降りるバス停は「梅小路公園京都鉄道博物館前」(現・梅小路公園前)となり、料金は同じく230円です。
- 京都市バス B3のりば 205号系統、208号系統、急行103号系統(水族館シャトル)、急行110号系統(岡崎・東山・梅小路エクスプレス)
- 京阪京都交通 C2のりば 2号系統、14号系統、15号系統、26号系統、26B号系統、28A号系統
<京都市バスの乗り場案内図>
B3のりばの京都市バス、C2のりばの京阪京都交通、どちらを選んでも料金は同じですが、それぞれののりばの特徴を紹介しますので参考にしてください。
ちなみに、本数や混み具合などは、日・祝日の9時から15時の時間帯での利用を想定していますので、平日利用の場合は異なります。
B3のりば
京都市バスののりばです。とにかく本数が多いです。土曜・日曜の昼間であれば、1時間に最大10本~15本程度のバスが発着し、そのすべてのバスが「七条大宮京都水族館前」「梅小路公園京都鉄道博物館前」に停車します。
但し、この乗り場は本数も多いけど乗降客も多い。特に、205系統は金閣寺方面をまわる系統なので、時間帯によってはバスをまつ乗客で長蛇の列ができることもしばしば。ある程度並ぶ覚悟は必要かもしれません。なお、急行103号系統(水族館シャトル)だけはここが始発ですので、狙って乗車するのもいいかもしれません。
京都市交通局が発売する各種割引チケットが使用できるほか、交通系ICカードにも対応しています。
C2のりば
京阪京都交通ののりばです、土曜・日曜の昼間は1時間に6本~8本程度のバスがあり、すべて始発です。どうしても座りたい方にはこちらがオススメです。但し、京都市バス専用一日乗車券など京都市交通局が発売する一部チケットが使用できませんので注意が必要です。バス共通回数券は使用できます。交通系ICカードに対応しています。
混雑嫌いの私のオススメは、C2のりばの京阪京都交通。B3のりばの本数は多いのですが、お客さんも多いので私はあまり利用しません。
<時刻表へのリンクはこちらからどうぞ>
- B3のりば 京都市バス 205号系統 、208系統、急行103号系統(水族館シャトル)、急行110号系統(岡崎・東山・梅小路エクスプレス)
- C2のりば 京阪京都交通 2、14、15、26、26B、28A系統